2018年4月30日月曜日

Anet A8 LCD upgrade 12864LCD with BLtouch



3Dプリンター、Anet A8のLCDのボタンが壊れてしまったので
どうせならとグラフィカルな12864LCDを導入した。

ファン速度やフィードレートなども表示されるのでなかなかよろしい。
何より操作性の向上は素晴らしい。
標準の5ボタンLCD(ANET_KEYPAD_LCD)は軸移動でカチカチ面倒だったが
こちらはダイヤルくるくる&クリックと非常に快適。
一番下はリセットボタン。5ボタンだとボード上のボタンでしかリセットできないので
これはうれしい。

Aliで購入できる12864LCDはRamps1.4用の他にAnetで出してるもの(A6用)が
あるが、Ramps用はフラットケーブルのピン入れ替えが必要で面倒。
なのでポンつけできるAnetの"12864 Smart LCD Display"を購入。

しかしZ軸の近接センサーに使っていたBLtouch(3Dtouch)と併用するのに
ちょっとした変更が必要だった。
いろいろ調べたけど見つからず、試行錯誤してなんとかなったので
メモしておく。

まずは普通にLCDだけ12864に交換する場合。

標準のLCDを外したら、LCD Smart Displayを接続。
付属のフラットケーブルを使ってAnetボードのLCDとJ3コネクタに挿すだけ。
(標準はLCDのコネクタしか使わない)

次にファーム。
私が導入してるSkynet2.3.2(Marlinベースのカスタムファーム)の場合

ArduinoIDEでファームのスケッチを開いて
configration.h
1109行目"LCD Type"

"ANET_FULL_GRAPHICS_LCD"を有効にする
(//#define~の"//"を削除する)

そしてほかをコメントアウト。("//"を行頭につける)
それだけ。

あとはスケッチをコンパイルしてボードに送って再起動すればできあがり。


こんなふうにカナ表示にしたい場合は

#define LCD_LANGUAGE を ”kana” に
#define DISPLAY_CHARSET_HD44780 を”JAPANESE” に

それぞれ変更すればカナ表示。
英語でも意味はわかるけどそこはやっぱり純日本人
日本語だと脳より先に身体が理解できるw

ってことでここから本題。
そう BLtouchとの共存。

BLtouchの導入は割愛します。Thingiverseにもありますし
自分の環境に合わせた位置調整が面倒なだけで
導入は割と簡単だしね

もともとBLtouchを使っているならLCDコネクタのNo.3=PIN27が
空きなので、それをプローブ動作用のSERVO0に割り当てているはず。

でもLCD Smart DisplayのほうはPIN27はLCDで使ってるので
競合して文字化けしてしまう。

なのでLCD Smart Displayでの空き、No.7=PIN29をプローブ動作用に割り当てる。

まず
configration.h
562行目

// The BLTouch probe emulates a servo probe.
// The default connector is SERVO 0. Set Z_ENDSTOP_SERVO_NR below to override.
#define BLTOUCH
#define SERVO0_PIN 27

これを
#define SERVO0_PIN 29
に変更。これでプローブ上下はPIN29がスイッチになる。

次に
pins_ANET_10.h
(ArduinoIDE画面 タブ右端のドロップダウンリストから選択)
87行目

 #elif ENABLED(ANET_FULL_GRAPHICS_LCD)
以下のピンアサインに
#define SERVO0_PIN  29 // free for BLTouch/3D-Touch
を追加し、PIN 29をプローブ動作信号に割り当てる。

終わったらボードに書き込んでソフト側は終了。

次に配線を変更。
これまではLCD10ピンコネクタのPIN27=No.3にBLtouchのオレンジ線を
つないでいたが、これをPIN29=No.7につなぎ替える。
ピン番号は右下から1-2-3の順番に並んでいるので
今つながってる3番の2つ上がNo.7になる。

これでソフト・ハードとも準備完了。
LCD Smart Displayのリセットボタンを押すと再起動

カッチン・カッチンとBLtouchの初期動作があればOK。
動かない場合はどっか間違ってます~


写真のようにスペーサを作って取付。

2018年4月28日土曜日

SR Φ38 CRキャブレター 取付

CRキャブレター取付。

うちのは2001年式RH01J。
CVキャブで、インシュレーターには燃料コックとAISで負圧取り出しが2つあるタイプ。
外すとキャブ側で約39mmくらいしかない。
このまま車検通るようにしたいし負圧コックも活かしたいので
エアクリもインシュレーターもこのまま使いたいが、CRキャブのスピゴットは
外径41mmで溝から先の長さも長くこのままでは合わない。
入ったとしてもエアクリ側にずれるので収まらない。
専用品は高い。
・・・うーん。

ってことでホビー旋盤で削って差し込めるようにした。



作業中は夢中だったので写真なしw

削ったスピゴットをCRキャブにはめて車体に装着。
エアクリ側は径は合うのでバンド溝部分をカットして長さ合わせ。

キャブがデカいうえ後ろに下がって干渉するので
ワイヤホルダの金具はサンダーでカット。トップキャップのビスは
六角穴ボタンボルトφ4mm×25mmに交換。



こんな感じで収まった。
ワイヤーはCVキャブ用で無理やりつかないことはないが
長さが合わず引き側しかつかなかった。
オクでVMキャブ用がちょうど出ていたので落札。ラッキー!
引き・戻しとも取り付けて調整すると開閉もスムーズ。

<追記>
引きは一つ奥、戻りは一つ手前にタイコを入れて
戻りをゆるめにするほうがいい感じ。

エアクリボックスは吸気量不足しそうなんでダクトは取り外し。

アイドリングアジャスターボルトはモロ干渉するので使えない。
(撮影用にタンク浮かせてるが実際は見えなくなる)
ビトーの専用は高いしハーレー用車外品はネジ径あわないらしいので
ありあわせで自作。

5mmボルトの頭に2mmの穴をあけて
ジャンクかごにあった切れたクラッチワイヤーを適当な長さにカットし
差し込んでハンダ付け(板金用のフラックスとトーチで)固定。
反対側も同じようにして3Dプリンタで作ったつまみ装着。

ホース類はそのまま再利用できた。
タンク戻して始動、二次エア吸い込んでないか確認し完了。

かかった費用
・VMキャブ用ワイヤー(引き&戻り) 2,000円@ヤフオク


エンリッチメント 抵抗値  固定 少し濃いめ(14.0:1)11.39kΩ ViED 0%・・・6.00kΩ 25%・・・7.12kΩ 50%・・・10.7kΩ 75%・・・14.28kΩ 100%・・・15.41kΩ